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玉水新吾

便器の詰まりはラバーカップで対応

便器が詰まったら、すぐに入居者から連絡が入ります。生活に支障が出るわけですから、即対応する必要があります。水道業者を派遣するか、メンテナンス担当者自身で対応するかになります。水道業者を派遣すると、通常はコストが発生します。

不具合発生が、引渡し後からの経過日数によっては、入居者に対して、請求しにくい金という場合もあります。住宅会社の考え方や、システムにもよりますが、可能ならコストをかけずに、直したいところです。

設備系のトラブルは大体において、緊急性を要します。即“ラバーカップ”の出番となります。メンテナンス担当者は、車に常備しています。繰り返し行うと、詰まりがなくなることが多く、重宝します。これでなおらなければ、水道業者対応になります。

緊急性からして、対応に時間を要する水道業者は淘汰されていきます。まず1番にスピード対応が要求されます。一度悪い対応をすると、入居者から怒られ、事実上出入り禁止状態になりますから、水道業者は対応が早いことが通常です。

メンテナンス担当者が、入居者の前で実際に行って、解決すると、感謝してくれて、いい気分になります。入居者は、専門の職人ではなく、メンテナンス担当者が自ら行う方が、評価が高いように感じます。

メンテナンス担当者は、職人ではありませんから、何でも直接することは不可ですが、緊急時のみの対応ということになります。やろうと思えば、職人ほどうまくはできないが、一応できる、やり方はわかっているというのが、技術屋としてよいのです。

メンテナンス担当者は、水道業者と同行する機会が多いので、その際に、教えてもらって、他の現場で実際に試しにやってみて、経験を積みます。わかりにくいところは、職人に質問します。懇切丁寧に教えてくれます。親切に教えてくれないような職人は使いませんから、自分に合う職人ばかりになっていきます。この技術的蓄積は自分自身の財産にもなります。もっとも、入居者も配慮して、詰まりやすいものを流さないようにして欲しいわけです。


上記の図・写真ともにTOTOのHPより

便器の排水口にラバーカップを密着させ、静かに押し付け、勢いよく引きます。排水が引き込まれるまでこれを繰り返します。






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