ここらで、まとめをしておきましょう。 我々は、住宅の雨漏りをさせないために、具体的に何をどうすべきか?ということになります。 いくつかの雨漏り事例を読んでいただきましたが、なんとなくこのあたりが雨漏りの問題点のような気がするという感覚になっていただけましたでしょうか。そのようななんとなく感じる部分というのはやはり、要注意点であることが多いのです。そのような点に気を使って設計・施工することです。どのような場合でも、最良の対処方法は必ずあります。若干のコストアップはあるかもしれません。特別に対策を講じるわけですから、安くなることはないでしょう。このコストアップを、承知するかしないかが問題となります。外観上全く変更点は見えませんので、つい、かけたくないコストになりがちです。コストダウンの対象になってしまうこともあります。この対策にたっぷりの打合せ時間と、若干のコストをかけることにより、将来の雨漏りに対する結果が大きく異なってきます。雨の漏れやすい部位を事前に想定します。想定するには感受性が必要です。このブログを読んでいただき、かなりの感受性ができたと思います。せっかくできた感受性を、活かして使っていただきたいものです。 ここが雨漏りしやすいのでは、というところを探し出してください。そして対策を講じることです。何もしないと忘れてしまいます。エピングハウスの忘却曲線というものがあります。明日の今頃には、聞いたことの2/3は忘れます。人は忘れる動物であるといいます。
top of page
bottom of page
コメント