●● ホメオスタシス理論 ●●

ホメオスタシス理論

人間の身体は、少し正常な状態からはずれた状況(なんとなく調子が悪い、または軽い病気)の場合に、外から軽い刺激(マッサージや鍼灸)をすると、身体が勝手に判断して正常な状態(健康)に戻す反応が現れます。
これをホメオスタシス (恒常性維持) といいます。
「生体では、その状態が乱されようとするときには、もとの状態に戻すような生理的機序が常に働く」のです。

体温の調節=気温の変化に応じて、寒いときには鳥肌が立ち、体温の放散を抑制します。
暑いときには汗をかき、体温の放散を促進します。

血流量の調節=運動時には心臓の拍動が早くなり、心臓から送り出す血液の量が増加します。
休息時には心臓の拍動が遅くなり、心臓から送り出す血液の量が減少します。

血糖値の調節=食後は血糖値が上昇しますが、それに応じて、血糖値を減少させるホルモンであるインシュリンが膵臓から分泌されます。

他にもいろいろあります。
これらはホルモン系の調節、自律神経系の調節などによって行われています。
これがうまくいっているときが「健康」であり、うまくいっていないときが「病気」になります。
マッサージや鍼灸療法は、ホメオスタシスを活用できる療法であり、これが東洋医学の特徴でもあります。

西洋医学で使われている薬を考えてみましょう。
血圧を下げる薬を与えると、血圧が高い人は下がり、低い人も下がって、危険な状態になってしまうこともあります。
血圧が高い人にも低い人にも与えて、丁度よい値になる薬はいまだ作られていません。

人間にはもともと自然の治癒力が備わっています。
これを活かして生活することが環境的にも健康的にも優しい暮らし方です。
それを無視して冷暖房をつけっぱなしで、1年中一定の気温で生活するのが、決して心地良い生活ではありません。

地球環境の保全(Low Impact)
周辺環境との親和(High Contact)
居住環境の健康・快適性(Health & Amenity)

の3つの要素を考慮した環境共生住宅があります。

地球温暖化防止の一環で、住宅からでるCO2の排出量を総合的に抑制するものです。
勿論厳しい夏冬自然のままの環境で無理に暮らすのではありません。

(備後守)