●● ノブレスオブリージ ●●
ノブレスオブリージ

権利と義務の関係にも問題が生じています。

「権利」が先行して「義務」がついていかないのです。

ヨーロッパには古くから≪ノブレスオブリージ≫という考え方がありました。

「身分の高い者には一般人以上の義務が伴い、特権をもつ者には同様の責任が伴う」ということです。

イギリスの貴族は特定の職業を持つことを嫌います。

他人の目には毎日ぶらぶらと遊び暮らしているように見えますが、普段から体を鍛え、有事の場合は真っ先に駆け付けます。

フォークランド戦争の時には貴族階級の人々が先頭に立って戦い、≪ノブレスオブリージ≫の健在ぶりを示しました。

大きな権利を行使できる立場にある人は、その分だけで他人よりも多くの義務を果たさなければならないということです。

(備後守)