●● ベイパーロック現象 ●●
ベイパーロック現象

ベイパーロックは突然ブレーキが効かなくなってしまうという恐ろしい現象です。

たとえば勾配が急な長い下り坂でエンジンブレーキを十分に使わずにフートブレーキだけで下りると、ブレーキの使いすぎでブレーキの温度が非常に高くなってしまいます。

走っているうちにブレーキペダルを踏んでも効き始めるまでのストロークがしだいに大きくなり、とうとう最後にはペダルがフロアまで着いても踏み応えがなくなってブレーキが全く効かなくなってしまいます。

こうなってしまったらブレーキペダルを何回も続けて踏んで踏み応えが出てくるのを待つか、ハンドブレーキを一生懸命引くか、ミッションのギアを1速に入れてエンジンブレーキを少しでも効かせるか、車を山側の土手にぶつける。

あとは神と仏に祈るしかない。

ブレーキ液はブレーキの使用する回数や使用期間によって異なりますが、徐々に劣化して沸点が下がる性質があります。

ブレーキの使いすぎはブレーキをかけて生じる摩擦熱の増加を招きブレーキ液の発熱につながります。

その温度が沸点より高くなると沸騰し気泡が発生します。
このようになるとブレーキペダルを踏んでも気体だけが収縮して圧力が上がらずブレーキが効かなくなります。

これをベイパーロックといいます。

この発生過程を簡単な例を取って説明すると、鍋に水を入れお湯を沸かすときガスレンジに火を付けてしばらくすると、鍋の底から気泡が出てきます、これと同様なことが密閉されたブレーキ配管の中で発生します。

ベイパーロックを防ぐには、長い下り坂ではエンジンブレーキを使う等工夫する必要があります。

一番の対策としてはブレーキ液の定期的(車検)交換です。

同じ操作を使い過ぎることは危険です。

安全装置は1つだけでは危険で、2番目の選択肢を用意しておくことです。

何でも点検していざと言うときに使えないと意味がありません。

(BINGO)