●● プラシーボ効果 ●●
プラシーボ効果

患者さんを喜ばせることを目的とした、薬理作用のない薬のことを指します。

通常、医学の世界では乳糖や澱粉、生理食塩水が使われます。

従って、プラシーボ効果(反応)は、このような薬理作用のないものによりもたらされる症状や効果のことをいいます。

それはいい場合と(治療効果)、悪い場合(副作用)の両面があります。

「これは痛みによく効くよ。」といわれて、乳糖を飲んで、痛みがなくなったり、逆に吐き気がでたりすることがあります。

この場合、プラシーボにあたるのが乳糖であり、プラシーボ効果にあたるのが、鎮痛効果であり(治療効果)、吐き気(副作用)であるわけです。

薬理学的に効果のない薬を鎮痛薬として与えると30%の人に鎮痛効果が認められることが報告されています。

特に痛みという症状は心理的な影響を受けやすく、不安や孤独などにより増幅される可能性があります。

たとえ薬理学的に効果のない薬であっても、飲む側が「これでよくなる」という安心感を持つことにより、痛みが緩和されるわけです。

一般に、プラシーボ効果でよくなるのはだいたい3分の1にのぼるといわれています。

「病は気から」といいますが、多くの病気は身体的な要因と心理的な要因とが複雑に絡み合ってその人の症状を形成します。

(BALLING WATER)