●● リアクタンス理論 ●●
リアクタンス理論

人は自分の好きなときに好きなことをしたいという考えをもっていて、何か人から行動を強制されると、自由を脅かされた気がして、圧力に反発しようとする感情が起こります。
この自由を奪われることへの反発をリアクタンスと呼びます。

子供に対して、勉強しろ勉強しろと言い続けると、子供がやる気を失ってしまうような現象です。
強制することなく、子供自身に選ばせて、結果として勉強するように工夫するのが一番賢いやり方です。
「しなければならない」という気持ちは疲れます。
「したい」「してみよう」という気持ちに変えていく必要があります。

また、よく「限定100個!」という表示があると、つい欲しくなってしまうのもこの心理的なリアクタンス理論です。
「少し時間がたったら、みんなが買ってしまって自分が買えなくなる」この「買えなくなる」という恐怖心・強制を嫌がるため、つい買ってしまうのです。

ある誘いを魅惑的に見せたかったら、あえてそれを「限定」として表示するほうがベターです。
例えば、デートの誘いのときは、ただ単に「映画に行かない?」ではなく、「この映画、もう少しで終わるから、一緒に見に行きませんか?」。

食事に誘うときも、たとえ高級レストランでなくても、ファミリーレストランの「期間限定で、“貴婦人の唇”(何でもいいのですが、ネーミングは重要です)というデザートがあるんだけど、食べに行かない?」と言われるほうが楽しいのです。

いずれにせよ、人は「去り行くもの」に対して強く魅力を感じるものです。
必ずしも新鮮なものが喜ばれるとは限りません。
誰かさんの無いものねだりと一緒です。

「新しく○○が始まったから、一緒に行かない?」
「新商品が開発されましたから、是非いかがですか?」
では、「別に今じゃなくてもいいなぁ」と思ってしまうのに対し、
「○○が終わりそうだから、一緒に行かない?」
「こちらの商品はもうすぐ品切れになるんです。是非いかがですか?」
と言うほうが、より強く気持ちを引きつけるものです。(bingo)