●● LCE(ライフサイクルエネルギー) ●●    

 省エネルギーというと、日常使っている電気・ガス・水道の節約は勿論のこと、建築そのものにも多くのエネルギーが使われています。セメント・鉄骨・アルミサッなどの建築の素材を作るのに必要なエネルギーから、建設、使用、廃棄に要するトータルなエネルギー総量をライフサイクルエネルギーといいます。
通常、目に見える部分、すなわち日常生活での省エネルギーだけを考えてしまいますが、目に見えない部分を含めて総合的に考える必要があります。このLCEを最小にすることが環境に優しいことになります。
LCEを削減する最も単純な方法は建物を長く使用することです。ちなみに日本の住宅は平均30年で解体撤去されていますが、アメリカでは平均100年です。イギリスでは平均140年です。メンテナンスしながら3〜5倍長く使用しています。自分に優しく他人に厳しいと言われるアメリカ人ですがこの点においては立派です。その部分だけではなく、長い目で見て総合的に判断したいものです。物事の一面だけをみることは避けましょう。